2016年8月14日 先祖の霊を迎える河原めしが行われました

2016年8月14日 先祖の霊を迎える河原めしが行われました

 美濃市長瀬の板取川河畔で14日早朝、釜で炊いたご飯を柿の葉に乗せて川に流し、先祖の霊を迎えるお盆の伝統行事「河原めし」が行われました。
 昔は市内各所、各家庭で行われていましたが、今ではほとんど行われなくなっています。上長瀬地区では、この風習が消えないよう1980年に「河原めし保存会」を結成し、伝統を守り続けています。
 この日は、午前5時頃から保存会のメンバー7人が河原に集まり、まきで火をおこし、3つの釜を使って、まつたけ、地鶏、山菜の3種類の炊き込みご飯2升5合ずつを約1時間かけて作りました。
 炊き上がるころには、地域住民やお盆に合わせ帰省した親類の方々が集まり、柿の葉に炊き込みご飯を乗せて、先祖に思いをはせながら川に葉を流しました。
 その後、参加住民は炊き立ての炊き込みご飯を食べながら会話を楽しみました。