2017年12月7日 関ヶ原の合戦に使われた合戦采配の展示が始まりました
2017年12月7日 関ヶ原の合戦に使われた合戦采配の展示が始まりました
関ヶ原の合戦采配に使用した采配の復元が完了し、11月27日の美濃和紙の日を記念して、美濃和紙の里会館で展示が始まりました。
徳川家康公が、采配に使用する和紙を美濃市御手洗の彦左衛門に命じて作らせたところ、戦に勝利したため、この地方は幕府の御用紙を漉く和紙の産地として保護されることになりました。
この采配の復元には、古文献を基に当時の紙質を目指しており、原料のコウゾ・ガンピは地元産を使用。10月に本美濃紙保存会会長らが、きはだ色に染めたガンピで紙をすき、文化財修復業者で加工されました。
同館の清山館長は、「采配は、美濃和紙が栄えた一つの契機。歴史的な背景を多くの人に知ってもらいたい」と話していました。