2016年7月16日 浅野地区でちょうちん祭りが行われました

2016年7月16日 浅野地区でちょうちん祭りが行われました

 美濃市蕨生の浅野地区で16日、約250年前から続く伝統行事「浅野・ちょうちん祭」が行われ、地域住民約50人が夏の夜に浮かび上がるちょうちんで描かれた絵を楽しみました。
 これは、江戸時代、この辺りに流行した疫病を鎮めた医者を供養したことから始まったとされる伝統行事で、地元有志によって毎年行われています。
 暗くなり始めた午後7時ごろ、おはやしを奏でながら医者を祀(まつ)る石仏へ向かい、お参りをした後、ちょうちんの準備に取り掛かりました。
 火をともした約200個のちょうちんを幅4メートル、高さ6メートルの木枠に次々と結び付け、今年開催されるオリンピックで選手が活躍してほしいという願いを込めた五輪のマークと聖火台が暗闇に浮かび上がりました。
 訪れていた方は「伝統的な方法で続いているものなので、これからも続けていってほしい」と話していました。