2020年7月19日・21日 上野地区と御手洗地区で「虫送り」が行われました

2020年7月19日・21日 上野地区と御手洗地区で「虫送り」が行われました

 稲の害虫である「ウンカ」を追い払うことで豊作を願う神事「虫送り」が、市内の上野地区と御手洗地区で行われました。
 この虫送りは、稲の切り株につまずき、命を落とした平安時代末期の武将 斉藤実盛(さねもり)が「ウンカ」となって農作物を荒らした、という言い伝えにちなんで行われるもので、美濃市では、上野地区と御手洗地区のみでこの伝統行事が続けられていることから、現在は市の無形民俗文化財にも指定されています。

 上野地区では今年、保存会が本格的に始動。地区の集会所で、会員たちが横笛に合わせて太鼓の演奏を行う「でんでこでんの舞」を披露した後、旗や人形を持ち、太鼓をたたきながら、地区内を練り歩きました。

 また御手洗地区では、地元シニアクラブのメンバー約20人が神事で使う人形をわらで作った後、真木倉神社を出発。「ウンカの神のおん立ちじゃー、なんまいだー」と太鼓の音に合わせて声を上げながら、地区内を練り歩き、ウンカを追い払いました。