2018年7月22日 上野地区で虫送りが行われました

2018年7月22日 上野地区で虫送りが行われました

 美濃市上野地区で、市無形民俗文化財に指定されている伝統的な行事「虫送り」が行われました。

 これは、同地区と御手洗地区で毎年行われる伝統行事で、戦の時に稲の切り株につまずいたことにより、命を落とした平安末期の武将、斎藤実盛の霊が稲の害虫であるウンカとなったという逸話から、この霊をしずめることで豊作を祈願するものです。

 この日は、自治会役員やシニアクラブ、保存会メンバーが、横笛に合わせて太鼓の演奏を行う「でんでこでんの舞」を集会場前で披露し、集まった地域住民を楽しませました。

 その後、保存会メンバーたちが旗や人形を持ち、一列になり、太鼓をたたきながら、地区内を練り歩き、ウンカ払いを行いました。太鼓の音を聞いて住民たちが集まると、一同は舞を披露し、虫よけになるお祓いの札を手渡しました。