2017年10月11日 関ヶ原の合戦に使われた采配の復元事業を行っています

2017年10月11日 関ヶ原の合戦に使われた采配の復元事業を行っています

美濃市蕨生の和紙の里わくわくファーム 創造交流館で美濃和紙を使い関ヶ原の合戦采配の復元事業が始まりました。

 これは、徳川家康公が関ヶ原の戦いで使われたという美濃紙で作られた「采配(レプリカ)」を展示することで、美濃和紙の魅力を発信したいという思いが込められています。

 元昭和女子大学の増田勝彦教授の指導のもと、古文献から当時の製法に極力こだわった紙質を目指し、原料のコウゾ・ガンピは地元産を使用しています。この日、本美濃紙保存会会長の澤村正さんら同会員がきはだ色に染めたガンピで紙をすきました。今後、すいた紙は文化財修復業者で加工されます。

 完成した采配は、美濃和紙の里会館に展示される予定です。

 同館の清山館長は「采配は和紙の里会館の目玉になる。11月27日の美濃和紙の日に合わせて展示したい」と話していました。