2017年1月27日 和紙の原料となるコウゾの寒ざらしが行われました
2017年1月27日 和紙の原料となるコウゾの寒ざらしが行われました
美濃和紙の原料となるコウゾの「寒ざらし」が27日、美濃市牧谷地区の板取川で行われ、本美濃紙保存会の紙すき職人および美濃手すき和紙協同組合の組合員たち15人が、冷たい板取川に入り、コウゾの皮約15キロを手際よく水にさらしました。
これは、コウゾのあくや不純物を取り除き、自然漂白をうながす和紙づくりに欠かせない作業の一つ。特に水温が低い冬に行うものを「寒ざらし」と呼びます。
昭和40年代までは、板取川の各所で行われていましたが、最近は工房の水槽で行われることが多くなったため、伝統的な製紙技術を後世に残そうと、毎年この時期に実施しています。
参加した組合員は、「組合員として知っておくべきことなので、昔ながらのやり方を学べて良かった」と話していました。