2015年12月16日 牧谷小学校6年生がコウゾのちりとりを行いました

2015年12月16日 牧谷小学校6年生がコウゾのちりとりを行いました

美濃市蕨生の牧谷小学校で16日、卒業証書づくりのために6年生児童18人が、煮てやわらかくしたコウゾの皮に残る黒皮などの不純物を取り除く「ちりとり」作業を行いました。
同校では、ふるさとを愛する心を育てるため、紙すきや美濃和紙の原料となるコウゾの収穫、皮むき、ちりとりなどの体験を通して児童が地域に伝わる紙すきの文化を学んでいます。
 この日、児童は紙すき職人の石原英和さんに「まずは絡まった原料を広げ、その後に表も裏もまんべんなく見て、黒いものを取ってください」とアドバイスを受けました。桶などにはった水の中にコウゾの皮を浮かせ、何枚かが絡まった皮をほぐしてから、一枚一枚丁寧に不純物を取り除いていきました。
 児童は「水の中は冷たい」「この作業を1日続けるのは大変」と口にしながらも、自分たちの卒業証書となる原料づくりを一生懸命行っていました。
また1月中旬にはちりとりの方法を学んだ6年生が、下級生にちりとりの方法を指導し、一緒にこの作業を行います。