2019年7月13日 大矢田神社にて祇園祭が開かれました

2019年7月13日 大矢田神社にて祇園祭が開かれました

 美濃市大矢田の大矢田神社にて、祇園祭が行われ、地元住民が直径約3メートルの茅の輪をくぐって穢(けが)れをはらい、残り半年の無病息災を願いました。
 この日は、茅の輪をくぐる神事のほか、大矢田子ども横笛教室による横笛奉納や地元の有志で結成された竹砲同好会による竹砲などが披露されました。
 竹砲は、竹の中にカーバイトと水を入れて水素を発生させ、点火することで大きな爆発音を起こすもので、この地域では、先祖の霊を送る「送り火」と呼ばれる行事に合わせて行われていましたが、40年ほど前に途絶えてしまいました。しかし、この行事を知る地域の有志が伝統を残していこうと、この祇園祭に合わせて再び行われるようになったものです。
 日が落ちはじめると、竹砲奉納がはじまり節を抜いて筒状にした長さ約1.5メートル、直径約20センチの竹筒から閃光(せんこう)を発しながら放たれる「どおん」「どおん」というごう音が、山々にこだましました。